鳩を轢き逃げしたら。。。

朝から快晴、身に染みる寒さです。。。

ネットニュースで騒がしている鳩を轢き逃げした事件です。

詳細は、タクシー運転手が信号機が青になった際に急発進した際に路上の鳩を轢き逃げした事件です。

タクシー運転手は横断歩道の近くにいた女性に通報されて逮捕されました。

逮捕容疑は鳥獣保護法違反です。鳩は鳥獣保護法で保護されている鳥類なので許可なく捕獲・殺すこと

は禁止されており、法律違反となります。

罰則規定として100万円以下の罰金若しくは1年以下の懲役を科せれます。

今回の事件はタクシー運転手が故意に鳩を轢き逃げした案件です。

故意に鳩を傷つけたり殺す事は法律違反となりますが、以下のケースの場合どうなるか?

1 鳩を避ける為に車で人を撥ねてしまった。

2 飛び出してきた動物を轢いてしまった。

上1は、鳩は轢いてませんが人を撥ねているので道路交通法違反となります。

上2は、動物は法律上、器物に当たりますので故意でなければ器物損壊罪になりません。

もし、飛び出してきたペット(動物)を轢いてしまった場合は。。。

3 ドライバーに過失がなければ、犯罪とならない可能性。

4 飼い主がペット管理不行き届きの場合、ドライバーから車の修理代等の損賠賠償請求される

可能性があります。

上3は、ドライバーに過失が無く、ペット(動物)を避けれなかった場合は犯罪になりません。

上4は、ペットの接触事故を起こした原因がペットの買主にある場合、ドライバーからの損害賠償

を受けることは避けれません。

鳥獣保護法は、日本国内に生存している野生の哺乳類・鳥類について、捕獲や飼育の規制・生息環境

の保護・個体数の調整・狩猟に関する制度です。

今回の事件は鳥獣保護法の対称の鳩を轢き逃げしたケースですが、鳥獣保護法の対象外の動物は。。。

5 ネズミ類

6 海凄哺乳類

上5は、ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミ

上6は、二ホンアシカ・ゴマアザラシ等・ジュゴンを除く海凄哺乳類

鳥獣保護法の狩猟対象となる鳥獣は。。。

7 鳥類

8 獣類

上7は、キジ・スズメ・ムクドリ・マガモ・カルガモ・ヤマドリ・ミヤマガラス等

上8は、イノシシ・二ホンジカ・シマリス・タヌキ・キツネ・テン・イタチ・ミンク・アナグマ・

アライグマ・ヒグマ・ツキノワグマ・ハクビシン

上記7・8の該当鳥類は狩猟対象になります。

但し、狩猟を行う為には予め狩猟免許を取得して、狩猟する都道府県に狩猟者登録を行い、狩猟税

を納付します。

昨今、マスコミを賑わしているクマ問題も然るべき免許・規制の元に実施されています。

当事務所としては相談者の思い・状況を熟慮の上、サポートしていく所存であります。

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