公正証書遺言に納得出来ない3。。。
松波 寿幸朝から晴れ、気温は20℃で日差しが暖かい1日です。。。
遺産分割協議が不調に終わったケースの対応について！
1 家庭裁判所に遺産分割に関する調停を申請する。
2 上1の調停が不調に終わった場合、家庭裁判所に審判請求する。
上1は、調停委員会が第3者として介入して、話し合いで解決します。
上2は、調停が不調の場合、家庭裁判所に遺言無効確認訴訟を提起して、公正証書遺言が無効か有効
かを裁判官に判断してもらいます。
家庭裁判所に調停により遺産分割を申請した場合、時間・費用が掛かります。
調停に参加している全員の合意が無ければ、遺産分割は出来ません。
遺言無効確認訴訟を提起して結論を出します。
注意点として。。。
3 遺言に遺言執行者が指名されている。
4 遺言に遺産分割協議の禁止が記載されている。
上3は、遺言執行者が要る場合、遺産分割協議を行う際には遺言執行者の同意が必要です。
上4は、遺産分割協議の禁止事項が記入されている場合、遺産分割協議は出来ません。
公正証書遺言があるにも関わらず相続人・受遺者間で遺産分割協議を防ぐ為には。。。
5 遺言者(被相続人)が生前に相続人になる親族・配偶者・受遺者に対して遺言内容を伝え、
相続への理解をしてもらいます。
6 遺言書に遺言執行者の指名と遺産分割協議の禁止事項を記載する。
上5は、遺言者が生前に相続人となる親族・配偶者・受遺者に対して遺言内容を説明して、
遺言内容の実現を依頼します。
上6は、遺言執行者の指名と遺産分割協議の禁止事項を記入して、遺言内容を実現させます。
公正証書遺言の効力は絶対であり相続手続において、欠かす事が出来ない重要書類です。
当事務所としては相談者の思い・状況を熟慮の上、サポートしていく所存であります。
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