日銀金融政策変更!
朝から雨、寒さが身に沁みます。。。
日本銀行が金融政策変更を発表しました。
変更内容として。。。
1 2007年2月以来凡そ17年ぶりにマイナス金利を廃止する。
2 日銀による上場投資信託・不動産投資信託の新規購入を終了。
上1は、マイナス金利とは市中銀行が日本銀行当座預金に預ける時に金利(手数料)を払っていました。
上2は、日銀により金融市場への大量の資金供給が終わります。
今まで日本銀行が行っていたマイナス金利政策は世界の金融市場において例のない金融政策でした。
普通預金金利は限りなく0に近い年利0,001%でした。
今回のマイナス金利を+0,1%にする事の影響は。。。
3 普通預金金利が20倍(0,02%)となる。
4 住宅ローン等の変動金利型融資の返済金利が上がる。
上3は、預金金利が上がります。
上4は、変動型融資の場合、返済金利が上がるので返済額が多くなります。
預金利息が多く成ることは預金者にとって有り難い事ですが、長期且つ借入額の多い債務者にとって
毎月の返済額が上昇する事は死活問題となります。
マイナス金利が17年続いた弊害で住宅ローンの金利選択で固定金利型よりも変動金利型での融資取組
が主流でした。
変動金利型の住宅ローンは融資金利が低い時期においては固定金利よりも返済利息が少ないメリット
がありましたが、融資金利が上昇する時期になると返済利息が上昇するデメリットが浮き彫りになって
います。
変動金利型住宅ローンの返済金利は銀行間でばらつきもあり、返済金利の上昇幅も異なるので変動金利
型住宅ローンで借りている債務者にとって、経済的に苦しい状況です。
今後、住宅ローン等の長期借入金をメインとした返済金利の上昇はさけれない状況です。
当事務所としては相談者の思い・状況を熟慮の上、サポートしていく所存であります。