日経平均株価2。。。
朝から雨、寒さが身に沁みます。。。
バブル経済終焉時の状況について!
1 NTT政府株放出に個人投資家が殺到した。
2 不動産担保融資が簡単に出来た。
3 金銭感覚が狂ってしまった。
4 景気・株価の右肩上がりが続くと思った。
上1は、NTT政府株放出に個人投資家が殺到して、株式市場は活況となりました。
上2は、不動産担保があれば、銀行から融資を容易に借りられました。
上3は、短期の株式売買で利益を得られたので自分の年収に見合った金銭感覚を失いました。
上4は、今後の経済状況(景気)・株価はこのまま続くと妄信する考えが蔓延していました。
第3回NTT政府株放出を購入した個人投資家は株価暴落により購入金額を下回る株価となり多くの含み
損を抱えました。又、不動産担保があれば用意に銀行融資が受けれたのでバブル経済崩壊により
債務者は返済不能となり破綻しました。
バブル経済終焉時にも関わらず右肩上がり経済成長・株価高騰が続くものと妄信する風潮がありました。
私が金融機関在職時に実感した事はバブル経済は異常な時期であり、株式投資に対する認識を変えた
時期でした。
バブル経済崩壊による銀行の安易な不動産担保融資が返済不能となり莫大な不良債権を抱えた銀行
(北海道拓殖銀行・兵庫銀行)の経営破綻・多くの銀行が経営破綻を防ぐ為、国より公的資金投入により
一時国有化されました。
勤務していた金融機関が公的資金投入時に退職して思った事は。。。
金融機関は成長業界から斜陽業界になった事を実感しました。
金融機関を取り巻く状況は厳しくなり、銀行の合併・統廃合が加速しており今後の展開を見て行きます。