司法試験。。。
朝から雨、台風の影響かも。。。
司法試験について!
昨今、司法試験の受験者数が減少傾向と言われています。
原因として。。。
1 現行の司法試験制度で大量の合格者を出していた。
2 法科大学院を卒業すると特例があった。
3 旧司法試験では合格率が1,8%だった。
4 現行司法試験の合格率は40%を超えている。
5 概ね、毎年の合格者数を1,500人程度とする決定があった。
上1・4・5は、新司法試験で毎年の合格者を輩出してました。旧司法試験が超難関だった為、
弁護士人数が少ない事から法曹界の裾野を広めるべく取られた政策です。
上2は、法科大学院を卒業すると3年間、司法試験の予備試験が免除されます。
法科大学院設立による法曹界の弊害とは。。。
1 毎年、大量の弁護士を輩出して来たことで弁護士事務所に就職出来ない弁護士が出てきた。
2 法科大学院への学費が高く、奨学金名義の借金を背負う弁護士が増加。
3 実務経験の無い為、弁護依頼が無く廃業する弁護士が多い。
4 県単位の各弁護士会への毎月の登録料が高い。
5 以前に比べ、弁護士のステータスが低下している。
上1・3は、毎年大量の弁護士が登録されますが弁護士事務所に就職出来る人数が限られているので
大半の新規弁護士は自主開業となります。
上2は、法科大学院の授業料の平均が年間110万円掛かり、奨学金名義の借金を卒業後に背負います。
上4は、愛知県弁護士会は毎月41,500円の登録料が必要です。登録料だけで毎年498,000円掛かります。
上5は、新司法試験により大量の弁護士が輩出されましたが、実務経験の無い弁護士は経費倒れとなり
廃業する為、旧司法試験時代のステータスはありません。
今や、弁護士は以前のような華やかな業種でなくなりました。
弁護士を含め士業(税理士・行政書士・司法書士・弁理士)は厳しい時代になっています。
当事務所としては相談者の思い・状況を熟慮の上、サポートしていく所存であります。