相続土地国庫帰属制度の現在。。。
朝から曇り、湿度が高く蒸し暑い朝です。。。
相続土地国庫帰属制度の現在について!
令和7年5月に法務省より相続土地国庫帰属制度の運用状況統計が公開されました。
1 申請件総数(4,134件)
2 帰属件数(1,871件)
3 審査中件数(1,435件)
4 却下件数(63件)
5 不承認件数(63件)
6 取り下げ件数(702件)
上1〜6の件数は令和7年7月31日現在のデータです。
申請件数に対する承認された件数(帰属件数)率は93,7%となっています。
申請却下・不許可率は6,3%となっており、申請すれば承認される状況です。
申請後、承認されるまでの審査期間は目安として8ヵ月〜1年となっているので多くの申請案件
は審査中となります。
何故、相続土地国庫帰属制度が出来たのか?
7 全国に所有者不明の土地が増加して社会問題になっている。
8 相続人が土地を相続しても管理出来ない為、土地を放置します。
上7は、所有者不明の土地が公共工事・道路工事の際に邪魔となった場合、所有者不明の土地を
勝手に処分出来ない状況が全国で発生している。
上8は、相続人が相続した土地が遠方且つ管理費用が掛かる、土地の近くに親戚がいない為に長年
放置されているケースが増えています。
住まない土地に対する固定資産税は通常の固定資産税の4倍課税されるので所有者にとって経済的
負担が大きいです。
次回は相続土地国庫帰属制度の申請に対する却下・不承認の理由をアップします!
