車が水没した3。。。
朝から晴れ、猛暑襲来です。。。
水没車が任意保険(自動車保険)の対象外のケースについて!
1 地震による津波で車が水没した。
2 火山の噴火による津波で水没した。
上1〜2は、地震・火山噴火による津波で水没した場合、車両保険で補償されません。
地震・火山噴火等のパンデミックによる津波で水没した場合、車両保険で補償されません。
但し、任意保険(自動車保険)のオプションである【車両全損時定額支払特約】を別途契約して
おけば、地震による水没により【全損時】に限り、定額50万円が支払されます。
【車両全損時定額支払特約】に別途加入にも保険料が掛かりますし、【全損時】のみでの
特約なので要注意です。
では何故、地震・火山噴火による津波の場合、車両保険が使えないのか?
3 地震による津波の被害は広範囲に渡り、損保会社の人件費及び賠償額が莫大となる。
4 個々の損保会社にとって賠償額が支払能力を超えた場合、損保会社が破綻する。
上3は、車両保険対象となる車の台数が通常の水没よりも多い為、個々の損保会社の想定する
人件費と賠償額が多く成ります。
上4は、実際の人件費・賠償額が個々損保会社の支払能力を超えた場合、損保会社は破綻します。
地震・火山噴火による津波に対する車両保険の未対応は損保会社全体の保護であり、保険者の
保護ではありません。
実際に東日本大震災の水没した車は岩手・宮城・福島の3県で23万6,000台が廃車となり、補償
されませんでした。
車両保険にも限界があります。
特に日本は地震大国である以上、地震による津波への対策は重要事項になります。
当事務所としては相談者の思い・状況を熟慮の上、サポートしていく所存であります。
