今何故、選択的夫婦別姓制度?2。。。
朝から晴れ、気温も昨日よりも1℃下がり肌寒い1日です。。。
【家】制度の問題点とは?
1 現戸籍法では【個人】ではなく【家】制度を踏襲している。
2 選択的夫婦別姓を実現する為には戸籍制度を根本的に再構築する必要がある。
3 婚姻(法律婚)の場合、氏に関して夫又は妻の氏の何方かを選択しなければならない。
4 事実婚の想定をしていない。
上1は、現戸籍法は【家】に家族が所属する形式を採用しています。
上2は、選択的夫婦別姓制度を実現する為には戸籍制度の【家】を見直し、【個人】を尊重する
制度となり、家族制度に影響する。
上3は、現戸籍法は婚姻(法律婚)の場合、何方かの戸籍に入り、氏を変更します。
上4は、事実婚(婚姻届の未届)を想定していない為、現状に戸籍法が適応出来ない。
選択的夫婦別姓制度の導入は現戸籍法の改正を前提としています。
【家】から【個人】との繋がりが重要事項となります。
選択的夫婦別姓制度を導入した際の問題点として、選択的夫婦別姓制度を選択した夫婦に子供が
生まれた場合に子供の氏をどうするか?
5 夫婦の協議により子供毎に名乗る氏を決める。
6 子供でも氏が異なる。
上5は、子供が生まれる度に夫婦で子供の氏を決めます。
上6は、子供間で氏が異なる場合、何故、氏が異なるかを説明して理解させる必要があります。
選択的夫婦別姓制度を選択した夫婦の子供が兄弟間で氏が異なるとどうなるか?
7 第3者に家族について理解して貰う為に選択的夫婦別姓制度を利用している事を説明する
義務がある。
8 夫婦の事情を知らない子供の友人・親族から差別発言・ハラスメントを受ける。
上7は、第3者に家族について理解して貰う為に毎回、選択的夫婦別姓制度を利用している事を
説明しなければならない羽目になります。
上8は、親の事情を知らない子供の友人・親族から何故、親・兄弟との氏の違いを指摘及び
差別発言される事を想定しなければなりません。
選択的夫婦別姓制度は夫婦間の問題であって、子供には責任はありません。
子供に夫婦間の問題により差別発言・ハラスメントが生じる事を想定且つ対処すべき義務が
あります。
当事務所としては相談者の思い・状況を熟慮の上、サポートしていく所存であります。