経営統合。。。
夜半からの雪も止み、極寒の朝です。。。
HONDAと日産との経営統合が破綻しました。
今回の経営統合は経済通産省の肝入りで始まりました。
HONDA側として日産側に提示した統合案に日産が納得しなかった結果です。
統合案として。。。
1 HONDAが日産の株式を取得して、子会社する。
上1は、経営統合ではなく、日産の株式取得により子会社としてグループ傘下に収める。
昨年の12月の経営統合の話が浮上して、HONDA側の要求として。。。
2 人員削減・工場閉鎖による経費削減の具体案の提示要求。
3 具体案の提示期限を本年1月末とした。
上2は、9,000人の人員削減及び工場閉鎖の具体案を要求した。
上3は、本年1月末までに具体案提示期限とした。
現時点で日産側からの人員削減及び工場閉鎖の具体案が出されず、経営統合に向けての進捗が
全く進捗していません。
何故か?
4 日産側の経営陣に危機感が無く、HONDAと対等合併出来る考えだった。
5 日産側の経営陣の判断が遅く、救済合併される事を自覚していない。
6 会社の規模が日産は会社資産はHONDAの1/5にすぎない。
7 会社役員数がHONDAが12人に対して、日産は60人と大所帯。
8 日産側はプライドだけは高く、会社存続に危機感が全くない。
上4・8は、日産側は会社の現状を理解出来ず、会社存続の危機感が無い。
上5・7は、日産側の役員が無駄に多く、重要な経営判断に支障をきたしている。
上6は、会社資産から見れば、日産はHONDAに吸収合併される規模である事を自覚していない。
HONDAと日産では会社の社風が全く異なり、経営統合は紆余曲折になる事は明らかでした。
今回の経営統合は経済産業省の肝いりで始まった理由は?
9 台湾のホンファイ(外資)による買収を阻止するのが目的。
10 HONDA側としては、日産のEV技術が欲しかったのみ。
11 日産を経営統出来るのはHONDAしかなった。
上9は、日本の基幹産業である自動車メーカーの外資買収を阻止したかった。
上10は、EVでは遅れを取っているHONDAにとって、日産のEV技術が欲しい。
上11は、企業規模として日産を経営統合出来るのはHONDAしかなかった。
経済産業省の肝いりの経営統合も日産の無駄なプライド・迅速且つ判断出来ない経営陣の為に
破綻することになりました。
今後の日産を取巻く情勢を見守りたいと思います。