最低賃金1,500円3。。。
朝から曇り、肌寒い朝です。。。
昨今、20・30代層がワーキングホリデーを使って海外へ出稼ぎするケースが増えています。
所謂、日本人の年齢18~30歳の日本人が海外で働きながら約1年間滞在する制度です。
最近のワーキングホリデーの特徴は【出稼ぎ】となっています。
要因としては。。。
1 海外と日本の労働時間給差がある。
2 長年のデフレで労働者の時間給が上がっていない。
上1は、日本の労働時間給は西側諸国・アジア圏と比較して安い。
上2は、長年のデフレで労働者の給料・時間給が上がっていない。
日本の労働時間給は米国の労働時間給与の約1/2であり、同じ時間の労働をしても給与が半分で
あれば、日本を飛び出して【出稼ぎ】する動きは否定出来ません。
特にオーストラリア・ニュージーランド・カナダへのワーキングホリデーは人気があります。
懸念事項は労働単価の良い海外へ出稼ぎする事で若い労働力の流出・日本国内での若い労働力が
不足します。
日本国内で若い労働力を確保する為には海外基準の時間給を支給する事が条件ですが、現状の
時間給の約2倍を支給する事は企業にとって経営的に困難です。
又、【出稼ぎ】する国の物価を考慮しないと滞在時の費用(家賃・食費・生活費等)がかさんで
しまい、高い給与を貰っても思った程のお金が稼げないこととなります。
ワーキングホリデーのデメリットは。。。
3 仕事の業種を選べない。
4 全ての国でワーキングホリデーは使えない。
5 渡航先に行く前に滞在先・仕事を決めて置く。
上3は、ワーキングホリデーで出来る仕事は限定されるので募集されている仕事から選びます。
自分の想定外の仕事(建設業の現場等)に就労する可能性があります。
上4は、アメリカ(USA)にはワーキングホリデー制度はありません。
上5は、渡航前に滞在先・仕事を決めて置かないと住む場所も無い・仕事も無い状態となります。
渡航先で仕事を探す場合、積極的に履歴書を送る・募集を見つけたら申し込む等前向きな就活が
前提となります。
渡航先の言語(外国語)について語学力をつけておかないと日常生活・仕事上のコミュニケーションが
とれません。
ワーキングホリデーを安易に稼げる【出稼ぎ】として取り組む事はお勧め出来ません。
当事務所としては相談者の思い・状況を熟慮の上、サポートしていく所存であります。