うなぎで食中毒。。。
朝から快晴、今日も猛暑は続く。。。
横浜のデパートで販売されたウナギ弁当で食中毒が発生しました。
発症状況は。。。
1 発症は194名。
2 その内の23人が入院。
3 3歳の男子が一時重症になった。
原因はサルモネラ菌です。
何故、サルモネラ菌が蔓延したのか?
4 販売店には既にさばかれた生のウナギが搬入された。
5 店舗で白焼きとかば焼きの調理(焼き)をしていた。
6 白焼き担当者が生のウナギを触れた後に焼かれたウナギを触った。
7 生のウナギを扱う人と他の人が使用した手袋を同じ水で洗った。
上4・5は既にさばかれたウナギが搬入されて店舗で調理(焼き)がされた。
上6・7は生のウナギを触れた後に調理済(焼き)のうなぎを触れており、調理時に使った手袋を
同じ水を使用していた。
調理(焼き)する担当者が生のウナギに触れており、調理済(焼き)のウナギにふれていれば
サルモネラ菌に汚染される可能性があります。又、使用済み手袋を同じ水を洗浄していれば当然
他の担当者の手袋もサルモネラ菌に汚染されます。
私自身が食品製造会社に勤務していた時には加熱済商品で食中毒は全く発生しませんでした。
理由は加熱後の食材は真空冷却器で温度18度以下に熱を奪って、担当者が保管していました。
調理済(焼き)の食材をそのまま放置しているとサルモネラ菌を汚染が進みます。
特に大量生産で食材を製造する会社では調理後の食材を真空冷却器で急速冷却して食中毒を防止
します。
今回のうなぎ弁当の食中毒は調理済(焼き)ウナギの冷却せずに放置したこととサルモネラ菌で汚染
された手袋を使い続けた事が原因です。
食品に関わるお店・工場・会社が食中毒を起こせば食中毒になったお客様・家族・関係者に多大なる
迷惑を掛けますし、食中毒を起こしたお店・工場・会社は社会的信用を失います。
食中毒の被害が甚大(死亡者が出る等)である場合、食中毒を起こしたお店・工場・会社は閉店・閉鎖
・倒産は免れません。
食の安全を司る以上、食品衛生基準・製造工程における食材の汚染防止を徹底する事が重要です。
当事務所としては相談者の思い・状況を熟慮の上、サポートしていく所存であります。