認証不正。。。
朝から快晴、名古屋では日中温度は30℃に。。。
認証不正について!
自動車メーカーによる型式認証を巡る不正問題に対して、一部自動車メーカーに対して、国土交通省
に立入検査が入りました。
今回の不正内容は。。。
1 現行3車種で歩行者保護試験の虚偽データを提出。
2 過去4車種で衝突試験の試験車両に不正加工。
3 現行2車種で出力試験のエンジン制御ソフトを書換。
4 騒音試験を不適正な条件で実施。
5 過去2車種で警音器試験の試験成績書に虚偽記載。
6 過去22車種で騒音試験の試験成績書に虚偽記載。
7 過去1車種で制御装置試験の試験成績書に虚偽記載。
上1は、現行車種での歩行者に対する事故発生時の保護に纏わるデータを虚偽して提出した。
上2~7は、既に生産終了した車種に対する試験の試験成績書の虚偽記載だった。
自動車メーカーは国土交通省からの型式認証(自動車認証制度)を得る事で自動車の生産・販売が
出来きます。
今回の認証不正は自動車の安全性・信頼性を揺るがす行為として国土交通省は強調している。
何故、認証不正が起きているのか?
8 認証基準よりも厳しい自社の品質基準への過信。
9 開発日程に合わせた認証試験を実施。
10 認証試験で不合格は許されないとの現場へのプレッシャー。
11 安全性よりも安さ・速さを求める収益改善。
12 人員不足による認証体制の不備。
13 短い開発日程に拘る企業風土。
上8は、自社の品質基準の高さに対する驕りと過信。
上9~13は、自動車メーカー内での都合で安全性が蔑ろにされています。
今回の認証不正により、日本の自動車メーカーへの信頼・自動車の安全性を失墜させる事となり、
自動車メーカーに関わる販売店・購入者に安全性に対する不安が広まっています。
当事務所としては相談者の思い・状況を熟慮の上、サポートしていく所存であります。